髪の毛の成分は?
髪の毛は、18種類のアミノ酸(タンパク質)で出来ています。
髪は大きく分けると3つの層から出来ていて外側から「キューティクル(毛表皮)」「コルテックス(毛皮質)」「メデュラ(毛髄質)」で構成されています。
キューティクル(毛表皮)
一番外側で、硬いケラチンと呼ばれるタンパク質が主成分です。
7〜8枚の硬い半透明のうろこ状の細胞が平たく重なって、内部を守る働きをしています。
硬い半面「摩擦」に弱く,傷つきやすい性質も持っています。
毛髪全体の健康にとって非常に重要で、髪の内部を保護する役割があり、キューティクルが剥がれると毛髪内部のタンパク質や水分が失われ、髪のツヤもなくなってしまいます。
つまり、髪のツヤを決める大切な部分です。
コルテックス(毛皮質)
髪の85〜90%を占めています。
繊維状のケラチンと呼ばれる硬いタンパク質が主成分です。
細い繊維状の細胞からできていて、メラニン色素が含まれており、メラニンの量によって髪の色が決まります。
弾力に富み、その状態によって毛髪の太さ・やわらかさ・強さが決まります。
また、髪に大切な水分をキープする役目もあります。
メデュラ(毛髄質)
髪の中心に、芯のような状態で存在しています。
やわらかなタンパク質と脂質が主成分です。
大小多数の空胞があり空気を含んでいて、産毛や細い毛には、メデュラが含まれていない場合もあります。
髪の弾力や強さと関係しているだろうと考えられています。